聴覚・平衡機能障がいで身体障がい者手帳の交付を受けている沖縄県内の7978人(今年3月末現在)のうち、主に手話を使って生活するろう者は503人であることが、県の市町村アンケートで分かった。ろう者のコミュニケーション方法を聞いたアンケート(119人が回答)では、初めて会う手話を知らない健常者の言いたいことが「全て理解できる」「ほとんど理解できる」と答えた人は計11・7%にとどまり、手話の普及や聴覚障がい者への理解促進の必要性が明らかになった。

手話を知らない人とのコミュニケーション理解度

 昨年4月に施行された「県手話言語条例」に基づく県手話推進計画を本年度中に策定するため、県障害福祉課が昨年12月初めて調査。10日に那覇市内であった県手話施策推進協議会で報告された。

 過去1年間に手話通訳者派遣事業や相談支援などを利用したろう者らを市町村ごとに抽出・集計。年齢別では50代が最多の232人(46・1%)。障がい等級では、両耳全ろうの2級が89・3%を占めた。

 初めて会う、手話を知らない健常者とのコミュニケーションは「半分程度理解できる」34・5%、「ほとんど理解できない」27・7%、「全く理解できない」19・3%と続いた。

 県条例を「知っている」と答えたのは48・7%。自由意見では、手話通訳者の育成や、通訳者派遣事業の円滑な運用を求める意見などが多くあった。