大地震を想定し、関係機関の連携などを確認する災害訓練「美ら島レスキュー2015」が23日、陸上自衛隊那覇駐屯地で行われた。2013年度から始まったもので、今回は陸自のほか、沖縄県、13市町村など計67機関から約770人が参加した。

けがの状況に応じてトリアージした患者を治療する参加者=陸上自衛隊那覇駐屯地

 訓練のシナリオは、沖縄本島から南東の沖合100キロを震源とするマグニチュード8・8、最大震度6強の地震が起き、約30分後に5・7メートルの津波に見舞われるというもの。実際に大地震が起きた際には、時間が経過するにつれてけが人や道路の破損、ライフラインの寸断などの被害状況が見えてくるとし、今回は発生から24時間が経過した想定も初めて取り入れた。

 県や県警、市町村の担当者は体育館に集まって次々と寄せられる被害状況を確認し合い、物資の輸送などの対応を決定。道路が壊れて車が通れなくなった事態に備え、電力の復旧作業に向かう沖縄電力の車を陸自の輸送ヘリで運んだほか、負傷の程度で優先度を決める「トリアージ」を医師らが施して、治療と病院への搬送を行う訓練も実施した。