【南・北大東】台風12号による暴風警報が発令された南・北大東島では24日、11人が公共施設に自主避難したほか、消防団が防災無線で進路情報を伝え、外出を控えるよう呼び掛けている。相次ぐ台風で食料品を運ぶ定期船が18日以降入港しておらず、島では牛乳や葉野菜が品不足になっている。

台風12号の暴風で、激しく揺れる南大東村役場前のヤシの木=24日、同所(東和明通信員撮影)

 南大東村では、役場に消防団員が待機。ヤシの木や街中の看板が強風で揺れているほか、商店が閉まった街に人影はない。

 村高齢者生活福祉センターには男女5人が避難した。独り暮らしの男性(86)は「足が弱っていて、暴風の中では、何か起きても抜け出せないので、早めに避難した」と話し、台風情報を伝えるテレビに見入った。

 台風9号で風にあおられて転び、頭と手首を負傷したという男性(80)は「けがも治っていないのに、また風にやられちゃたまらない。役場の職員が迎えに来るのが待ち遠しかった」と話した。また、新東公民館にも2人が避難している。

 同村内の商店では、牛乳や葉野菜が品切れ。台風対策用にと店頭に並べたカップラーメン類も品薄になっている。女性店員(55)は、「台風が去らない限りは、商品の入るめども立たない」という。

 北大東村では、村保健福祉センターに70~80代の男女4人が、「1人住まいで不安」「家が古いので」と話し、飲み水や菓子などの飲食物、毛布を持ち込んで自主避難している。(東和明通信員)