10月スタートのテレビ東京系土曜ドラマ24『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』(毎週土曜 深0:20)は、“愛人”“不倫”を扱いながらも、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ)や『あなたのことはそれほど』(TBS)といった女性目線の愛人ドラマとは一線を画する作品だ。

テレビ東京系土曜ドラマ24『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』第6話(11月11日放送)より。満島(淵上泰史)は愛人候補のキャバクラ嬢の江口カオリ(岸明日香)を誘えるか!?(C)テレビ東京

【場面写真】愛人候補のキャバクラ嬢を演じる岸明日香

 登場人物は主に、愛人が最大11人もいた通称「愛人教授(ラマン・プロフェッサー)」の井伏真澄(板尾創路)から、愛人の作り方を学び、実践する田斉(大東駿介)、満島(淵上泰史)、安吾(森田甘路)の3人。

 それなりの年齢になった大人の男たちが、本気で愛人を作ろうと奮闘する、そのためのHow Toドラマという触れ込みだったが、それを茶化したりしていないからこそ、ツッコミどころもあれば、ドキドキハラハラしながら観ることもできる。たとえそれが、“愛人作り”というものであっても、目標ができて行動すると、人は変われる。いままでやったことがないことをしたり、関わることのなく過ごしていたかもしれない人(愛人候補の女性など)や自分自身と向き合ったり、その結果、少しだけ成長していく姿が見られる痛快さもある。

 井伏のレクチャーには多分に説得力があり、例えば、愛人にしようと狙っている女性をデートに誘う時は、「メールではなく、手書きのメモを使ってください。昨今の不倫はメールやSNSで足がつく事が多い。その点、証拠が残らないメモは一番安全」と教える。それを田斉らが実践していくのだが…。何より、井伏が田斉たちに誓わせた4つの掟の一つ「愛人を愛することも愛されることも禁ずる」が難しい。

 第1話から第4話で、会社の後輩、山田詠美(筧美和子)とラブホテルに行くところまでこぎつけた田斉は、結果的に「一線を越えられなかった」ものの、いつも言われっぱなしの妻に「俺は何もしていない」とガツン言い返す、変化も見られた。失敗から学び、「愛人作り」によりいっそう意欲を燃やそうとする姿は、滑稽でもあり、頼もしくもある。

 第5話では、満島にデパートの案内嬢・川上ミエ(佐津川愛美)とキャバクラ嬢の江口カオリ(岸明日香)、2人の愛人候補が現れる。既婚者であることを隠したまま、デパートのミエとデートする満島。井伏は今すぐ打ち明けるように諭すが、満島は指示を無視。一向に打ち明けようとしない。

 第6話で、井伏は、田斉、満島、安吾を料亭に招き、井伏の愛人・矢村美紗(安達祐実)と引き合わせる。愛人作りは事前リサーチが不可欠だという井伏は、「彼女からよくリサーチをしておくように」と言い残し一人で帰ってしまう。残された美紗は、3人の質問に答えながら、脈アリの女性を見分ける方法をアドバイス。そのおかげで満島は、カオリと再びデートを誘うことに成功。井伏からの最終レクチャー“ホテルへの誘い方”を受け、満島はカオリをラブホテルへと誘う。果たして、初めての愛人関係成立するのか? 美紗が語る“脈アリの女性を見分ける方法”にも注目だ。

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