9秒でまるわかり!

  • ハリス米太平洋軍司令官が南シナ海の中国の人工島を強く非難した
  • 約3千エーカーを埋め立て、環境に深刻な影響を与えていると強調
  • 長い滑走路や戦闘機格納庫など軍事的性格が明白だと懸念を訴えた

 【平安名純代・米国特約記者】米太平洋軍のハリス司令官は24日、コロラド州アスペンで開かれたシンポジウムで、中国が南シナ海に造成している人工島は「虚偽の領有権」を作り出し、岩礁の埋め立ては太平洋で最も重要なサンゴ礁と脆弱(ぜいじゃく)な生態系を永久に破壊する行為などと強く非難した。

 米軍準機関紙「星条旗新聞」は同日付の報道で、司令官が中国が18カ月の間に埋め立てた面積が約3千エーカーに達しているなどと指摘したうえで、埋め立てが環境に深刻な影響を与えると強調し、「脆弱な環境を保護することは世界的な責任だが、この問題が十分に認識されているとは思えない」と重ねて批判したなどと報じた。

 同司令官は、人工島に建設中の滑走路が大型旅客機も使用可能な長さであり、戦闘機を収容する格納庫も建設されているなどと現状を分析し、「軍事的性格であることは明白だ」と明言。力による現状変更が「国際社会を何十年も支えてきた国際ルールや規範を破壊し、われわれの安全保障と経済に大きな影響を与える可能性がある」などと述べ、太平洋軍が懸念を深めている現状を訴えた。