沖縄こどもの国に12日、千葉県の市原ぞうの国から雌のアジアゾウ「ゆめ花」(10歳)が来た。こどもの国の雄ゾウ「琉人」(15歳)との間で種付けの“妊活”を行うことが目的。6カ月~1年滞在し、妊娠が確認された後に市原に戻る予定という。

愛きょうを振りまくゆめ花(手前)。琉花(奥)とじゃれ合う様子が見られた=12日、沖縄こどもの国

 同日午後3時ごろ、こどもの国に到着したゆめ花。多くの来園者が見守る中、リボンを着けて愛くるしいしぐさを見せた。この日は出産・育児経験がある雌の琉花(17歳)と対面。琉花は「パオー」と大きな鳴き声で“歓迎”した。

 ゆめ花と琉人との対面は13日以降で、タイミングなどを見ながら交尾を試みるという。

 市原ぞうの国の坂本小百合園長は「ゆめ花はおっとりしていて誰からも愛されている人気のゾウ。いい母親になると思う」と期待した。種付けを目的にした個体の移動と受け入れは両園とも初めてで、国内でも珍しい試みだという。千葉県から来た増田繭さん(18)は「旦那さんになる琉人と仲良くなってほしい」と笑顔で話した。