【南部】沖縄県自然保護・緑化推進課は、豊見城市と糸満市の西海岸沖にある無人島・岡波島(岩)に、絶滅危惧2類のベニアジサシ約400羽が営巣中として、島に近づかないよう呼び掛けている。人が近づくと巣を放棄することもあり、ヒナが巣立つ8月末までは、レジャーや釣りなどでの上陸を控えてほしいとしている。

抱卵中のベニアジサシの親鳥(資料写真)

 島に飛来しているベニアジサシは、県鳥獣保護員が7月中旬に見つけた。その後、約200カ所で巣を確認したという。同課の菊川章主査は「開発などで、年々、繁殖地が少なくなっている。巣立つまでの期間、温かく見守ってほしい」と話した。

 ベニアジサシはカモメ科の鳥で、全長約40センチ。県内各地に、オーストラリアなどから飛来し、海岸沿いの岩礁や無人島などで、5~8月にかけて繁殖する。