北部農林が団体予選1回戦を3-2で競り勝ち、32強による決勝トーナメント進出を視界に捉えた。久場研吾監督が「先鋒(せんぽう)がしっかり取ってくれたのが大きい」と言うように、78キロのエース宮城陽が突き落としで勝ち、チームに流れを呼び込んだ。

団体予選1回戦 北部農-谷村工・都留興譲館 攻める北部農の二陣・島袋凌輔(右)=兵庫県洲本市文化体育館(大門雅子撮影)

 団体前の個人予選は1勝2敗と負け越し。「前に出ていなかった。団体は全力で立ち合いを当たろうと切り替えた」と宮城。二陣の島袋凌輔が「宮城を見てパワーをもらった」と、土俵際で投げの打ち合いを制して流れをつないだ。試合を決めたのは副将の渡慶次光平。九州総体で団体4戦全勝した安定感をここでも発揮し、押し相撲で一気に突き出した。

 1、2年生のチームにとって全国総体は挑戦の場だ。初の予選突破に向け、渡慶次は「前に出て負けたら仕方ない。自分たちの相撲で勝負する」と気合を入れ直した。(大門雅子)