那覇地裁(阿部正幸所長)は29日、裁判制度への理解を深めてもらおうと、親子見学会を開いた。小学生ら約50人が参加し、模擬裁判員裁判を体験した。

模擬裁判員裁判で、裁判官や裁判員役を演じる子どもたち=29日午前、那覇地裁

 子どもたちは裁判官、裁判員、検察官、弁護人などの役に挑戦。デパートで、ダイヤの指輪を盗んだとされる架空の事件を審理した。子どもたちは「本当に盗もうと思ったのか」「売り場で不自然な動きをしていたのはおかしい」などと、被告人役の裁判所職員に質問、裁判官と裁判員は、約30分議論して懲役1年の判決を出した。

 裁判長役を務めた仲井真小6年の上原礼さん(12)は「この人が本当に有罪なのか、判断に迷った」と振り返った。地裁刑事部の長橋正憲裁判官は「有罪無罪を判断するのは難しく、悩むときもある。普段あまり来ることのない、裁判所の仕事を知る機会になってくれれば」と話した。