2017年(平成29年) 11月18日

沖縄タイムス+プラス ニュース

辺野古反対の県が港使用許可 ダンプ50台分の石材、初の海上搬入

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は14日、大浦湾北側の「K9」護岸から石材の搬入を開始した。新基地建設で資材を海上から搬入するのは初めて。防衛局は本部町との調整が整えば来週にも本部港からの搬出も開始する方針で、土砂の投入に向け護岸工事を加速させる構えだ。一方、県は国頭村と奥区に港の使用許可を巡る一連の対応を説明し、理解を求めた。

大浦湾北側の「K9」護岸に接岸した台船=14日午前11時21分、名護市の米軍キャンプ・シュワブ(小型無人機から)

辺野古で進む埋め立て護岸工事(2017年11月4日沖縄タイムスより)

大浦湾北側の「K9」護岸に接岸した台船=14日午前11時21分、名護市の米軍キャンプ・シュワブ(小型無人機から) 辺野古で進む埋め立て護岸工事(2017年11月4日沖縄タイムスより)

 13日に国頭村の奥港で大型ダンプカー約50台分の石材を積んだ台船は14日午前10時20分ごろ、「K9」護岸の先端に着岸。沖合に約100メートル延びた護岸の上をダンプカーが行き来し、午後1時30分ごろまでに全ての石材をキャンプ・シュワブ内の作業ヤードへ運んだ。台船は午後3時ごろに「K9」を離れた。

 一方、吉田勝廣政策調整監と宮城理土木建築部長は午後、国頭村奥区公民館を訪れ、糸満盛也区長に奥港使用許可について説明した。吉田氏は「突然のことで驚かれたと思う。法令の範囲で許可せざるを得なかった」と、県の対応に理解を求めた。糸満区長は「賛成反対ということはないが、もう少し早めの説明がほしかった。小さい集落で混乱が起きないか心配もある」と指摘した。

 吉田氏から同様の説明を受けた宮城久和国頭村長は「区民の生活や安全面には最大限配慮してほしい」と求めた。

 防衛局はこの日、陸路でもシュワブの工事用ゲートから資材を搬入した。午前9時から午後3時にかけて3回、オイルフェンスとみられる資材や石材を積んだ延べ102台のトラックがゲート内に入った。トラックの進入を止めようと約30人の市民が座り込んで抗議したが、機動隊員に強制排除された。

 防衛局は海路と陸路から搬入した石材を、当面、辺野古崎西側の「N5」「K1」両護岸の建設に使用する方針。

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