地域ブログを全国で運営するシーポイント(本社・浜松市)は27日、アジアに展開する現地法人を統括する新会社「シーポイントアジア」を浦添市に設立した。タイ現地法人代表の伊禮喬太氏が新会社の社長を兼ねる。沖縄から社員を各国に派遣するほか、現地ニーズを集約し、日本企業への事業提案も一手に担う。沖縄をアジア展開のハブと位置付け、進出国を増やしていく。(照屋剛志)

シーポイントアジアの事業展開

 シーポイントは、県内最大の地域ブログを運営するてぃーだスクエアのグループ会社。タイ、香港、ベトナムに現地法人を設立し、地域ブログを展開。現地の日本料理店や、日本の観光名所、特産品などを紹介している。

 2008年に先行して事業を始めたタイではブログに加え、ウェブサイトでも日本を紹介。タイ人の会員は2万2千人、フェイスブックの登録数は16万5千人に上る。

 独自で築き上げた媒体を強みに、タイで事業展開する日本企業や、観光誘客に取り組む自治体の販促イベントなども手掛ける。

 ブログやサイトの運営で集まった情報を分析し、タイへの進出を検討する企業のマーケティングや、タイ企業とのビジネスマッチングも実施している。同社はタイで確立した事業モデルを近隣諸国にも広げている。

 昨年9月にはベトナムに現地法人を設立したほか、今年6月にはインドネシアでもブログ事業を始め、本年度中の現地法人設立を目指している。来年度は台湾への進出も予定している。シーポイントアジアは、海外のグループ会社を傘下に置くことで、成功事例の共有や効率的な人員配置などで、各社の事業を統括的に支援する。

 これまで各社が単独で実施していた日本企業への事業提案も一括して担う。各国の情報を沖縄に集め、顧客企業に合わせた営業を展開する。

 伊禮社長は「沖縄にはモノやヒトが集まり始めている。当社の日本拠点として、将来的な重要性は増す」と設立の意義を強調。「沖縄を拠点にアジア各国に進出したい」と意気込んだ。