昨年4月にうるま市内で起きた女性暴行殺害事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の三つの罪に問われている元米海兵隊員で元軍属の被告(33)の裁判員裁判の初公判が16日、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)である。弁護側は強姦致死と死体遺棄の両罪については認める一方、殺人罪については争う方針で、同罪の成否と量刑が争点となる。

那覇地裁

 初公判では被告の罪状認否や検察・弁護側双方の冒頭陳述、被害者の死因を調べた法医学者の証人尋問が行われる予定。起訴状によると、被害者の死因は不明。

 検察側は、被告が暴行目的で犯行に及んだと指摘し、棒で被害者の女性を殴る段階で暴行の意思と殺意があったとしている。

 これに対し弁護側は、被告が殺意を否認していることから殺人罪の成立を争う。一方で強姦致死と死体遺棄については「間違いない」として争わない。

 公判には、被害女性の父親も被害者参加制度を利用して参加する。