【久米島】「沖縄こども環境調査隊2015」(主催・沖縄タイムス社、共催・沖縄美ら島財団)の小中学生8人は29日、にぶちの森や白瀬川で、久米島固有の動植物を観察したほか、久米島紬(つむぎ)の里ユイマール館で伝統工芸を体験した。

にぶちの森で見つけたキノボリトカゲをのぞきこむ隊員たち=29日、久米島

 久米島ホタル館の佐藤文保館長(56)の案内で森を調査した子どもたちは、戦後しばらく久米島の森で木炭づくりや田植えが行われたことを学び、人が自然の中で暮らしていた当時に思いをはせた。国の天然記念物リュウキュウヤマガメを発見した齋藤健太君(読谷中3年)は「甲羅が岩やコケの色と一体化していた。生き残るための工夫を感じた」と興奮した様子。川では沖縄県唯一の水生ホタルで島の固有種クメジマボタルの幼虫を観察した。

 久米島紬の工程を隊員に解説した久米島博物館学芸員の宮良みゆきさん(41)は「糸づくりや織りの体験を通して島の豊かな自然を感じ、先人の暮らしをかみしめてほしい」と話した。