【ジュネーブ共同】世界有数の観光地スイス・アルプスの氷河面積が今年計890平方キロとなり、最大だった1850年ごろと比べ半減したことが、スイス・フリブール大のマティアス・フス上級講師らの調査で15日までに分かった。地球温暖化の影響で氷河の後退が止まらない状態で、何も対策を取らない場合、2100年にはほぼ消滅する恐れもあるという。

 スイス・アルプスのローヌ氷河=6月(ゲッティ=共同)

 ドイツでは気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)が開催中で、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の実施ルールが議論されている。フス氏は、協定が履行されても氷河融解を遅らせる効果があるだけで消滅は避けられないと指摘した。(共同通信)