【滋賀県で伊禮由紀子】滋賀県で開催中の第39回全国高校総合文化祭は30日、郷土芸能、文芸、書道、合唱、弁論部門などに沖縄県勢が出場した。

「稲粟の稔り」をはつらつと演舞する八重山農林高校郷土芸能部=30日、滋賀県甲賀市あいこうか市民ホール(伊禮由紀子撮影)

 郷土芸能部門には、県勢から2校が出場。南風原高校郷土芸能部は40人で琉球王朝時代の結婚式の様子を舞踊化した「御結婚(うにびち)ぬ御祝(うゆえ)」を披露した。南風原高3年の井上京香さん(17)は「協力してくれた方のためにも心を一つにして頑張った。今までで一番の演舞だった」と笑顔を見せた。

 八重山農林高校郷土芸能部は25人で「稲粟(いにあわ)ぬ稔(なう)り」を披露。五穀豊穣(ほうじょう)の祈りや収穫の喜びを「マミトーマ」などの曲で表現し、拍手喝采を浴びた。八重山農林高3年の與那覇理奈さんは「緊張したが練習の成果を出せた。『結い』の心を意識して演じた」と晴れやかな表情だった。

 弁論部門では、普天間高3年の屋良朝音さん(17)が毎年家族で沖縄愛楽園を訪ねて感じたことを発表。弁士69人中10位となり、優良賞を受賞。屋良さんは「全国の人にハンセン病のことを少しでも知ってもらえたら幸い」と喜びを語った。