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  • 沖縄県内の人口増加率トップは与那原町で、中城村、八重瀬町の順
  • 減少率が最も高かったのは多良間村で、国頭村、伊平屋村が続いた
  • NICAが2010~15年までの県の推計人口を基に分析した

 南西地域産業活性化センター(NIAC、那覇市、石嶺伝一郎会長)は29日、沖縄県人口の全体像や各自治体の特徴などを分析した調査リポート「県および市町村の人口動向」を発表した。2010年から15年までの増加率トップは与那原町の12%(1958人)、減少率が最も高かったのは多良間村の10・8%(133人)となった。県の推計人口を基に、41市町村別の人口増減の推移や構造を分析し、その特徴を八つのグループに分類している。

与那原町

多良間島

与那原町 多良間島

 リポートでは2010年から15年の間、県の推計人口を基に、市町村別の人口増減数・率を分析。増加率上位は与那原町に次いで中城村10・6%(1879人)、八重瀬町7・9%(2121人)、豊見城市7・3%(4189人)などが入り、県平均の2・4%を上回った。

 減少率は多良間村に続き、国頭村7・4%(383人)、伊平屋村6・6%(92人)、与那国町6・6%(109人)などの順だった。

 また、41市町村の統計指標を解析し、構造が類似する八つのグループに分類。

 那覇市や浦添市、沖縄市など13市町村のグループは「年少・生産人口比率は高いが、老年人口の増加率も高く、これから高齢化が進む」。石垣市や宮古島市など4市町村は「合計特殊出生率が高く、年少人口の増加率も高い」、豊見城市や南風原町など5市町村は「出生率は高く、死亡率が低い。ベッドタウン的な性格を有する」としている。

 地方創生法の制定で、人口の現状や将来展望を示す「地方人口ビジョン」の策定が求められている。NIACの金城毅上席研究員は「人口は社会経済分野の最も基礎的な要素。各自治体のビジョン策定の参考資料として活用してほしい」と話している。NIACでは来月中旬までに、各市町村の2060年までの将来推計人口も含めて報告書にまとめる予定。