宮古観光開発(宮古島市)、まさひろ酒造(糸満市)など5者は、沖縄在来のヤム芋を原料にした本格焼酎「ずみ」を開発した。泡盛と同じ黒麹(こうじ)菌を使っており、ヤム芋の香りとフルーティーな味わいが特徴という。17日に那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開幕する離島フェアで先行販売する。

ヤム芋の本格焼酎「ずみ」をPRする(左から)前泊副総支配人、東京農大の菊野日出彦准教授、新城社長=15日、沖縄タイムス社

 2013年に宮古観光開発、東京農業大学、東急電鉄、宮古島市が締結した連携協定の活動の一環。

 ヤム芋はヤマイモ属で山芋の仲間。東京農大が宮古島市の実習農場で、原料のヤム芋の品種を選抜した。同大は焼酎の醸造技術も指導した。

 まさひろ酒造が製造し、東急電鉄が経営する宮古島市内のホテルやゴルフ場、観光施設で17日から販売する。

 アルコール度数は30度で、年間2千本を製造する。価格は720ミリリットル入りで税込み2600円。

 離島フェアでは1割引きで売り出す。また、今年収穫されたヤム芋を使った新酒300ミリリットルを1千円で、09年に製造されたビンテージ品720ミリリットルも5千円で限定販売する。

 宮古観光開発の前泊辰美副総支配人は「原料から宮古島産にこだわった。生産量を増やし、地元に貢献していきたい」と抱負。まさひろ酒造の新城満社長は「産官学で開発した商品で、宮古島の振興につなげる」と述べた。