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  • 2015年上半期、沖縄県警へのDV相談件数は355件だった
  • 過去最多だった昨年を上回るペース。検挙できたのは全体の1割
  • DV相談から虐待発覚につながるケースもある

 2015年上半期(1~6月)に沖縄県警へ寄せられたDV相談件数は昨年同期比16件増の355件で、過去最多だった昨年を上回るペースで推移していることが30日、分かった。一方、検挙につながったのは42件と全体の1割程度。県警子供・女性安全対策課(子女課)は「家庭内のトラブルは被害者側の意向もあり、踏み込めない部分もある」と事件化の難しさを説明する。

県警へのDV相談件数

 子女課によると、昨年の相談件数は前年比59件増の715件と過去最多で、うち検挙数は97件だった。年々増加傾向にある背景について同課は「DVの認知度の高まりで、これまで問題としてあったのが表面化した」とみている。宮古島市で起きた女児虐待事件のように「DV相談から虐待発覚につながるケースもある」という。

 相談から検挙につながる割合は過去5年でみると10~15%で推移。今年の検挙数42件の内訳は、傷害22件、暴行14件、器物損壊3件、脅迫1件など。検挙者42人のうち25人が飲酒絡みで約6割を占めた。DV防止法に基づく保護命令は35件で、加害者から被害者への電話禁止が32件、自宅からの退去命令が6件だった。

 年代別では30代の130人が最も多く、20代が87人、40代が76人と続く。また加害者との関係では、夫婦間が224人で、同居相手45人、内縁関係36人などとなっている。相談・問い合わせは警察相談専用ダイヤル、♯9110。