舞台やイベントの企画制作などを行うシュガートレイン(那覇市、井手裕一代表)は来夏にも、本島中部にナイトエンターテイメントの常設劇場をオープンする。夕方から夜間にかけて1日2回、月20日公演し、国内外の観光客を中心に年間18万人の動員を目指す。公演内容は、同社が進めてきたエンターテインメントショー「TEE!TEE!TEE!(ティー!ティー!ティー!)プロジェクト」と同じように、言葉を使わず、空手や琉球舞踊などの伝統的な動きを取り入れるという。(政経部・平島夏実)

空手や琉舞の要素を取り入れた「TEE!TEE!TEE!」の名護公演の様子=2014年8月、名護市21世紀の森公園の特設テント

シュガートレインの井手裕一代表

空手や琉舞の要素を取り入れた「TEE!TEE!TEE!」の名護公演の様子=2014年8月、名護市21世紀の森公園の特設テント シュガートレインの井手裕一代表

 常設劇場は、本島中部にある既存建物の中層階を改修して設置する。客席は約300人を予定している。公演には著名な演出家が関わる。空間や物体に映像を投映するプロジェクションマッピングの技法など、最先端の技術を取り入れて視覚に訴えるという。

 現在複数の企業に出資を依頼しており、出資元は年内にも固まる見通し。ターゲットは主にファミリー層の観光客で、国内客だけでなく外国客も呼び込む。沖縄を訪れる外国客のうち最多の約3割を占める台湾市場を狙い、旅行会社にツアー化を提案する考え。個人旅行の観光客にもPRする。

 公演は映画館のようにスナックを食べながら鑑賞できるようにし、DVDなど関連グッズの販売も行う。

 県内の観光業界には、夜に楽しめる観光スポットが少ないことが観光客の満足度や県内消費額を下げているとの指摘がある。読谷村のエンターテイメントスペース「レキオスシアターin残波」では空手・古武術を駆使した琉球忍者ショーを週末中心に夜間公演しており、シュガートレインは、ナイトエンターテイメントの常設劇場としては県内2例目になるとみている。