クーデターとみられる軍の動きがあったジンバブエのペレケゼラ・ムポコ第2副大統領が17日、沖縄県北中城村内のホテルでEM研究機構と農畜産技術の協力を進める合意書に調印した。母国の情勢について問われると、「情報がない。何も言えない」と困惑の表情を浮かべた。

調印式に臨んだジンバブエのペレケゼラ・ムポコ第2副大統領=17日、北中城村・EMウェルネスリゾートコスタビスタ沖縄ホテル&スパ

 同機構の招きで来日。同国が機構の人的サポートなどの協力を得ることで基本合意した。「EM技術」を乳牛など家畜の飼育や農業に導入するという。

 ジンバブエでは15日、軍が国営放送局を占拠、40年近く実権を握るムガベ大統領(93)を自宅軟禁した。一方、ムポコ氏は調印式出席のため14日に出国し、羽田空港経由で16日に沖縄入り。移動中に政変を知ったとみられるムポコ氏は質問に「今は何も言えない」と天井を仰ぎ見。「心配か」との問いには、「今ここにいて情報がないので、心配もしていない」と戸惑った。日本を18日にたち、タイの機構の関連施設を視察してから、22日に帰国する予定という。