沖縄県の北谷町役場が10月から全ての施設内で禁煙になったことを受けて、県中部保健所の伊礼壬紀夫所長が6日、役場に野国昌春町長を訪ね、施設内完全禁煙の認定証を手渡した。中部保健所管内で市町村の本庁舎が施設内禁煙に認定されるのは初めて。

施設内完全禁煙の認定証を野国町長(右)へ手渡す伊礼中部保健所所長=北谷町役場

 町は、第2次健康ちゃたん21計画に基づき、受動喫煙を含むたばこによる病気を防ぐことを目標に掲げている。取り組みは自治会にも広がり、町内11公民館のうち10館が施設内禁煙に。残り一つも認定に向け、準備を進めている。

 伊礼所長は「町をはじめ、住民の皆さんの意識が素晴らしい。北谷町が模範となり、普及してほしい」と期待した。野国町長も「受動喫煙を防げれば子どもたちの健康にもつながる。地域の飲食店の皆さんにもご理解いただき広げてもらえたら」と応じた。

 中部保健所は受動喫煙の予防のため、特に不特定多数の人が訪れる官公庁へ完全禁煙にするよう呼び掛けているという。

 町は施設内禁煙により、これまでベランダなどにあった灰皿をすべて撤去。喫煙する人は、携帯灰皿を持って庁舎から離れた屋外へ出る必要がある。たばこを吸うある職員は「これも時代の流れだね」とポツリ。町は、22年度までに敷地内も完全禁煙にすることを目指している。