性的少数者(LGBT)の当事者で、沖縄県内外で講演活動をしている竹内清文さん(40)=豊見城市=が14日、「周りと違っても大丈夫!LGBT・性の多様性」と題し、浦添高校で講演会を開いた。竹内さんは、自分の性について家族や友人に打ち明けた時の経験などを話し、「性に正解も不正解もない。周りと違っても大丈夫。自分らしさを大切にして」と生徒たちに語り掛けた。

生徒たちに質問しながら性の多様性について講演する竹内清文さん(中央左)=14日、浦添高校

 竹内さんは、自身の性について自分を男性と感じていて、男性を恋愛対象とする「ゲイ」だと自己紹介。他にも女性と男性両方を恋愛対象とする「バイセクシュアル」や、男女どちらでもなく中間と感じる「エックスジェンダー」など多様な性があるとし、「性はグラデーション。はっきりとした境界線があるわけじゃなく、一人一人その在り方は違う」と強調した。

 小学校高学年の時から自分の性への違和感を覚え始めたという竹内さんは「22歳まで周囲に打ち明けられなかった」と振り返り、「LGBTの人は自分の中だけで解決しようとする人も多い。当事者にとって、周りへ相談することはかなりハードルが高い」と話した。

 その上で、およそ13人に1人の割合でLGBTが存在し、県の人口に換算すると約144万人うち推計で約7万2千人がその当事者に当たると説明した。

 竹内さんは「本当に大切なのは自分らしさ。自分の好きなことや得意を伸ばす努力が、将来の財産になる」とエールを送った。講演会を聞いた3年生の田場睦規さんは「LGBTは身近なことだと感じた。まずは自分から受け入れる気持ちを持って、当事者の人が明るく堂々と過ごせる環境づくりが必要だと思った」と感想を話した。