【本部】沖縄県栽培漁業センターは7月31日、青や水色などの色鮮やかな二枚貝「ヒメジャコ」を本部町健堅の浜崎漁港人工リーフに植え付けた。通常は食用として養殖されるが、色合いのきれいな見た目を生かし「海の花畑」を作ろうという試み。同センターが2013年から実施している。ヒメジャコは収穫まで4~6年と長期かかるため、育成期間中は景観を楽しむ観光資源として活用する。

人工リーフにヒメジャコを植え付ける参加者=7月31日、本部町・浜崎漁港(西江千尋撮影)

 地域などから参加した15人は、ヒメジャコの稚貝を埋め込んだプレートをボルトで人工リーフに固定したり、これまでに植え付けたヒメジャコの上に付いた、ごみや藻を落として光合成しやすいようにする作業に挑戦した。

 近くに住む上地真子さん(14)=本部中3年、英梨さん(8)=本部小3年=姉妹は初めて参加した。作業中、ヒメジャコが勢いよく飛ばす海水が顔にはねて、2人で大笑い。

 英梨さんは「ヒメジャコが傷つかないよう、たわしで優しくこするのが難しかったけど、楽しかった」とにっこり。真子さんは「大きく育ったら、遠くから見てもきれいだと思う。早く大きくなってほしい」と汗を拭った。

 同センターの事業は今年までで、来年以降は地元の業者が管理を引き継ぐ予定。観光客や地域の子どもを対象にした植え付け体験などに役立ててもらう。