タイヘイヨウアカボウモドキは、1882年に発見された頭骨を基に1926年に新種のクジラとして発表された。

体長約5メートルの雄のタイヘイヨウアカボウモドキの頭骨

 今でこそ目撃例も増えてきたが、2002年までは外観すら分からない謎に包まれた種であった。

 今回展示されている頭骨の標本は体長約5メートルの雄の個体で、11年にうるま市浮原島の海岸に漂着していたのを地元の漁師に発見された。

 国内に存在する本種の3標本のうち、雄の標本はこの1点のみで、世界にも数点しかないとても珍しいものである。

 めったに見ることができない貴重な標本をぜひ皆さんにもご覧いただきたい。(沖縄美ら島財団研究員・岡部晴菜)