「安倍政権の論理の根源に何があるのかを考えないといけない」。元共同通信記者でフリージャーナリストの魚住昭さん(63)は4日午前、新基地建設現場の大浦湾を海上から確認し「その根源にあるのは、戦前の列強日本を取り戻すこと。安保法制も辺野古もそこにつながる」と指摘した。

抗議船に乗り、大浦湾を見渡す魚住昭さん=4日、名護市

 抗議船に乗り、海保、防衛局と市民側の攻防をじかに見た魚住さん。出港から約2時間後、政府の「工事1カ月中断」の発表を記者から聞き、「安倍政権の支持率が下がる中で、安保法制を何としても通したい、そのためには新国立競技場と同様、辺野古でも政府の話し合う姿勢をみせて支持率低下を食い止めようというアリバイづくりでしかない」と言い切った。

 安保法制については「国民は憲法の意義を見直すきっかけになった。世論が変わってきている」と語った。

 これまでに何度も沖縄を取材し、週刊誌などで現地の状況を伝えてきた。「百田氏の発言を聞き、何度でも沖縄のことを書き続けなければと思った」と力を込めた。