【名護】久辺小学校(座間味玲子校長)で1日、1995年に正門横の地中に埋めたタイムカプセルの開封式があった。当時の在校生や教諭、現在の在校生らが参加。20年ぶりに掘り起こされた思い出の品々に「これ覚えてる?」「懐かしい」と笑顔が絶えなかった。

タイムカプセルから出てきた作文や書道作品を見て、当時を思い出す卒業生たち=1日、久辺小学校

 タイムカプセルは、同校創立100周年を記念して初めて埋められた。地域住民が協力して作ったステンレス製の1メートル四方のカプセルに、当時の児童全員が20年後の自分に宛てた手紙などを入れた。

 開封に立ち会おうと、県内外から約100人が駆け付けた。重機で掘り起こされたタイムカプセルのふたを各学年の代表者が開けると、作文や書道作品、絵画、大人になった時に飲もうと入れられた泡盛などが続々と出てきた。

 當山繁之さん(29)は、3年生の時に描いた運動会の絵を見つけ「下手だなあ」と爆笑。同級生同士で「こんなのを描いてたんだな。絵の下手さは今も変わらないけど」と笑い合った。

 当時6年生だった宮城ゆきのさん(31)は「20年後の私は、ケーキ屋さんになっていると思います」と書かれた作文を恥ずかしそうに読んだ。

 現在、恩納村商工会に務めている宮城さんは「書いた時のことはあまり覚えていないけど、なんだか懐かしい。夢をかなえてあげたかったですね」とほほ笑んだ。

 6年生の担任だった佐次田直人さん(51)=現伊波小学校教諭=は、当時32歳。20年ぶりに再会した教え子たちが今、当時の佐次田さんと同じ32歳になった。「不思議な巡り合わせですね。お父さん、お母さんになった教え子もいて、こうしてタイムカプセル開封を機に会えてうれしい」と目を細めた。

 同校は31日、現在の在校生の作文などを入れて2度目のタイムカプセルを埋める。20年後の2035年に開く予定だ。