日本銀行那覇支店(蒲原為善支店長)が5日発表した6月の県内金融経済概況は「県内景気は全体として拡大している」と23カ月連続で判断を維持した。観光客数の増加で観光関連や個人消費が好調に推移。建設関連では公共投資が底堅く、住宅投資は高水準が続いている。

 蒲原支店長は、景気拡大のベースになっている個人消費を支える人口や観光客数の増加が続く見通しで、「景気が腰折れする材料が見当たらない。当分は拡大が続く」と述べた。

 ただ、個人消費や企業業績に影響を与える原材料価格や賃金の動向を注視していくとした。

 人手不足が続く中、那覇空港第2滑走路の完成や、東京五輪開催に伴い、需要がさらに高まるため、供給はさらに逼迫ひっぱくする可能性が高く、「経営者も考えているだろうが、将来を見通した対策が必要になってくる」と長期的な対応の必要性を強調した。