【宮古島】宮古島への陸上自衛隊配備で、沖縄防衛局は20日、隊庁舎や宿舎などを建設する千代田カントリークラブ地区の敷地造成工事に着手した。建物の建築工事は来年1月以降に開始予定。2019年3月末の部隊配備に向け、作業が本格化した。

陸自駐屯地の建設予定地

 これまで防衛局は土のうの設置や仮囲いなどの「準備工事」をしてきたが、千代田と野原の両集落での説明会を19日に終えたことで、工事を本格化する環境が整ったと判断し、敷地造成工事を開始した。

 20日午前に行われた着工式では防衛局の中嶋浩一郎局長や宮古地区自衛隊協力会の野津武彦会長、市防衛議員連盟の佐久本洋介会長らがテープカット。ショベルカーで土を掘り起こしてダンプに積み込む「くわ入れ」が披露された。

 配備に反対する野原部落会の平良信男会長と千代田部落会の下地吉夫会長は出席を拒否。下地敏彦市長は県外出張中で出席しなかった。

 式典が見える工事敷地の外側では市民団体約20人が「陸自建設止めろ」「勝手に工事を強行するな」とシュプレヒコールを上げた。中嶋局長は本紙取材に「理解が得られるよう引き続き必要な説明をしていきたい」と述べた。