翁長雄志知事は6日上京し、2016年度の政府予算概算要求に向け、沖縄振興予算3千億円台を確保するよう求める国庫要請を始めた。7日は県と政府が新基地建設に関する集中協議で合意して以降、初めて安倍晋三首相と会談し、所要額の確保を求める。内閣府は県の要請に理解を示しており、県が求める額の確保を財務省に求める見通しだ。

自民党の谷垣幹事長(右)に要請書を手渡す翁長雄志知事=6日午後、東京・永田町の党本部

 知事は6日、東京都内で自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長と相次いで会談し、16年度の沖縄振興予算について引き続き3千億円台を確保できるよう協力を要請した。翁長氏によると、いずれの会談でも移設問題は話題に上らなかった。

 会談で翁長氏は、一括交付金の増額や那覇空港を発着する航空便の着陸料軽減などを盛り込んだ要請書を両幹事長に提出した。

 翁長氏が「ぜひお力をお借りしたい」と述べたのに対し、谷垣氏は「実現できるように頑張りたい」と応じた。井上氏も「これまでと同様に、全力で応援していきたい」と答えた。

 翁長氏は要請後、谷垣氏から「理解ある回答が得られた」と強調した。

 その上で「歴代の内閣でも、沖縄が日本とアジアの懸け橋になるフロントランナーの位置づけは大変重要視して頂いている」とし、「きょうの要望はそういう趣旨にあうものでありますから、大変理解が早かったような感じがして心強い感じがしてる」と手応えを話した。