那覇空港の第2滑走路増設事業で、海中に設置された汚濁防止膜が一部破損しているとの関係漁協からの指摘を受け、事業者の沖縄総合事務局が補修して対応することを決めた。6日までに、関係漁協と確認した。総事局は相次ぐ台風の接近の影響で中断している海上作業の再開次第、補修を急ぎたいとしている。

埋め立てが進む那覇空港第2滑走路工事=7月2日(本社チャーターヘリから)

 汚濁防止膜の破損は、関係漁協の総意として那覇市沿岸漁協が指摘した。7月上旬から、沿岸漁協と総事局那覇港湾・空港整備事務所が協議を続けてきた。

 関係漁協は那覇市沿岸、那覇地区、浦添宜野湾、糸満、港川の5漁協。6日に、那覇地区を除く4漁協が会合を開き、沿岸漁協が総事局との協議について報告した。漁協幹部は「濁りが出ると、魚介類のすみかが奪われ漁獲に大きな影響が出るため、早急な対策が必要だ」と話した。

 汚濁防止膜は、水深6~15メートル程度の区域を囲むように全長3キロメートル以上の範囲に設置されている。総事局は潮流や台風などの荒天の影響、老朽化で破損が生じたとし、濁りが出ないよう対策したいとしている。