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  • 好調な沖縄経済を反映し、お中元商戦は昨年を上回る勢い
  • 猛暑の影響でビールやそうめんなどの「涼感」商品が人気
  • 購入単価も上がり、県外向けは高品質ギフトが伸びている

 百貨店や量販店の沖縄県内小売り各社で中元商戦が本格化している。県産果物や肉類などの産直品、商品の組み合わせを選べるセットが人気を集める。観光を中心に県経済は好調さを維持し、個人消費も手堅く推移。昨年4月の消費税増税の影響も和らぎ、中元ギフトの購入単価、全体の売り上げも昨年を上回るペース。各社は8月下旬の旧盆に向けて、積み上げを図る。

ジュースやそうめんなどが並ぶお中元ギフトセンター=3日午後、那覇市・デパートリウボウ

 デパートリウボウは商戦期間を例年より1週間長く設定。定番の県産ギフトに加え、北海道産のメロンと好きな商品を組み合わせる「選べるギフト」などを展開し、高級感を演出。全国的な猛暑の影響で、ビールやゼリー、そうめんなど「涼感」商材も売れ行きがいいという。

 昨年9月に沖縄三越が閉店し、県内唯一の百貨店となったことで客足も伸びた。昨年は2千円台だった中元単価も、ことしは3千円台にアップ。担当者は「消費税増税前の水準まで回復してきた」と手応え。売り上げは前年比4割増の1億6800万円を目指す。

 サンエーも昨年より2週間ほど早い6月1日からお中元コーナーを設置。車エビやアグー豚、石垣牛など県産品を中心に高品質のギフト約150点をそろえる「プレミアムギフト」に力を入れる。定番ギフト14品から3品を選ぶ「きらめき箱」(5日で販売終了)は税別5400円と高めの価格帯にもかかわらず、人気を集めた。

 8月29日受け付け分までは沖縄本島内送料無料などの特典を付け、前年比5%増の売り上げを目指す。同社の担当者は「売れ行きは堅調だが、旧盆に向けて商戦の本番はこれから。厳選した品ぞろえで売り上げを伸ばしたい」と気を引き締める。

 イオン琉球は、もとぶ牛や金武町産うなぎなどを産地から直接送る産直ギフトが人気を集める。売上額は前年の同じ時期に比べ2割増えているといい、担当者は「生産者の顔が見える安心感や親しみやすさが受けている」とみている。

 売れ筋は宮古島産マンゴー1キロセット(税込み5292円)で、糖度15度を保証するスーパープレミアムマンゴー(同7452円)も好調という。「県外向けは昨年よりも品質の高い商品を贈る傾向が出ている」と説明。全体の売上高は昨年より5%増を見込んでいる。