パラオ沖の西南西約410キロの海上で那覇地区漁業協同組合所属のマグロはえ縄漁船「第一漁徳丸」(19・99トン)が転覆しているのが見つかり、乗組員7人の行方が分からなくなっていた事故で、第11管区海上保安本部は23日午前0時50分ごろ、7人全員の無事が確認されたと発表した。別の船に衝突された後、全員救助されていた。7人はフィリピンのジェネラルサントス港に入港し、現地のホテルに滞在している。

転覆した「第一漁徳丸」=21日、第11管区海上保安本部提供

 全員無事の一報に同漁協組合の山内得信組合長は「ずっと無事を祈っていた。本当にほっとしている」と安堵(あんど)。「早く健康な姿を見せてほしい」と話した。22日午後10時25分ごろに「全員無事」の連絡が入り、7人にけがなどの情報はないという。

 同保安本部は22日午後11時ごろ、同地区漁協から情報を入手後、7人が滞在するフィリピンのホテルに安否を確認。船長の玉城正彦さん、機関長の嶺井秀和さんのほか、インドネシア人の乗組員5人の無事を確認した。

 同保安本部によると、22日も海上保安庁の航空機や米空軍機2機などが範囲を広げて捜索に当たっていた。同漁船は20日午後4時半ごろ、パラオ諸島南西約370キロの海上で遭難信号を出してから、2日以上が経過していた。

 同保安本部によると、那覇海上保安部の巡視船や米国沿岸警備隊の巡視艇、日本籍の漁船なども新たに加わり、捜索活動に当たる予定だった。