【八重山】大型で強い台風13号は8日、八重山地方を通過し、台湾に上陸した。石垣島では暴風警報が解除された午後2時すぎ、石垣市大浜で猛烈な突風が吹き付け、約2キロにわたって民家の屋根を吹き飛ばすなどした。国道390を通過中の車の窓ガラスが割れ、車内の男児(7)と女児(12)が顔や手足を切る軽傷を負った。

突風で約50メートル飛ばされ、ヤシ畑に突っ込んだコンテナ=石垣市大浜

突風の進路図と被害状況

突風で約50メートル飛ばされ、ヤシ畑に突っ込んだコンテナ=石垣市大浜 突風の進路図と被害状況

 約2キロ北西の畜産施設では、突風で牛舎約30メートルが全壊。母牛1頭が死んだ。沖縄気象台は職員を大浜集落に派遣し、突風が竜巻かどうか調査している。

 台風13号は同日午前3時17分に与那国町祖納で最大瞬間風速64・7メートルを記録。7日午後11時50分に石垣空港でも55メートルを観測した。与那国町では8日午後7時までの24時間雨量が427ミリに達し、8月の観測史上最大となった。

 竹富島では港に停泊していたプレジャーボート1艇が沈没。石垣、与那国では車両の横転も確認された。

 空の便は県内で35便が欠航、約2400人に影響が出た。海の便は298人が欠航した。

 8日午後9時現在、石垣、竹富、与那国で800世帯が停電。NTT西日本沖縄支店は固定電話など通信設備の故障予想件数を宮古、八重山で約800件としている。