辺野古新基地建設の現場を伝える写真展「フォトジャーナリズム展三重2015」の後援を、三重県や県教育委員会が取り消したことについて8日、写真展の主催者は沖縄タイムスの取材に「沖縄の実情を知らせたい」として、内容変更の求めに応じなかった思いを語った。 三重県側から主催者に話があったのは展示会初日の5日。県民から「内容に偏りがあり、一つの方向に向ける意図がある」とのクレームがあったことを伝えた上で、(1)写真説明の変更(2)後援取り消し-のいずれかを求めてきたという。

フォトジャーナリズム展三重2015=主催者のフェイスブックから

 問題とされたのは「海上保安庁の暴力で市民が排除されている」「戦争のための基地建設を進めている」などの文言。主催者代表の松生浩久さん(53)は「(展示の趣旨を踏まえ)表現は変えたくなかった。既に展示期間が始まり、後援を外しても支障がないと判断し、双方が納得して取り消しになった」と明かす。

 県側の対応に「いったん後援したものをクレームによって取り消してほしくないが、無理強いはできない」と一定の理解を示しつつ、「社会全体が、自由に意見を言いづらい状況になっている」と懸念を示した。