9秒でまるわかり!

  • 台湾や東南アジアに分布するアカアシナガキマワリを那覇で発見
  • モクマオウなど外来樹の幹にいて、専門家は「現時点で害は不明」
  • 港に近い2公園で見つかっており船から来た可能性が高いという

 外来種の昆虫アカアシナガキマワリが、那覇市の松山公園と若狭緑地で見つかった。ゴミムシダマシの一種で、体は瑠璃色、足の一部が赤い。発見した日本甲虫学会会員の楠井善久さん(71)は「港に近い2カ所だけで見つかっており、船から来た可能性が高い」と指摘した。日本全国で初確認という。

アカアシナガキマワリ(楠井善久さん提供)

 楠井さんが今年6月、別の昆虫の調査を続けてきた松山公園で発見し、続いて若狭緑地でも発見した。那覇、浦添、宜野湾のほかの8カ所も調査したが、見つからなかった。

 全てがモクマオウなど外来樹の幹などにいて、枯れ木の樹皮を食べたり交尾したりしていた。楠井さんは「害は現時点で不明だが、見栄えを優先して外来樹ばかりの公園を造ることで外来種が居着きやすくなっている」と懸念する。

 アカアシナガキマワリは台湾や東南アジアに分布する。従来の和名はアカアシルリナガキマワリで、今回楠井さんが発表した「月刊むし」11月号の論文で「ルリ」を取って改称した。