ゆいレール開業12周年を記念し、「都市モノレール延伸・利活用に関するシンポジウム」(主催・同実行委員会)が10日、那覇市久茂地のパレット市民劇場で開かれた=写真。パネルディスカッションでは、池田孝之琉大名誉教授ら5人が登壇。那覇都市圏の交通渋滞の緩和や、公共バスなど2次交通の充実などが提起された。

 池田氏は「区画整理を含め都市開発と連動させてきた。ゆいレールは交通整備と街づくりに効果があった」と評価した。一方で「駅周辺に駐車場がほとんどない。車で来ても乗り換えができず、不便を感じる人は多い」と指摘した。

 沖縄ツーリストの東良和代表取締役会長は、2019年春に開業予定の延長4駅の終点、てだこ浦西駅に交通結節点が計画されていることに触れ「観光客が北部に行く際、浦西駅からレンタカーを借りることができれば、那覇の混雑も緩和されるのではないか」と期待した。

 沖縄都市モノレールの川畑雅一常務取締役は、現在のモノレールの混雑問題を取り上げ「平日と土日祝の2通りの現行ダイヤから、混雑する金曜日を別のダイヤに設定し、新たに3通りの運航を計画している」と話した。

 他に沖縄都市モノレール延伸・利用促進協議会の屋我伸一郎副理事長、フリーアナウンサーの富浜かおり氏が登壇した。沖縄都市モノレール延長担当参与の当間清勝氏、日本モノレール協会の石川正和理事の基調講演もあった。