石材総合メーカーの沖縄関ヶ原石材(那覇市、緑間禎社長)は、納骨室の側面に耐久性の高い特殊なガラスを組み込み、自然光を取り込む新たな墓を開発した。10月下旬には特許を取得。緑間社長は「納骨室は暗いものという固定概念を覆し、自然な光で照らす墓として差別化を図りたい」と意気込む。

納骨室内に光を取り込む墓を紹介する沖縄関ヶ原石材の緑間禎社長=那覇市の同社新都心展示場

 墓の納骨に立ち会う小さな子どもから「真っ暗で怖い」との声をたびたび聞いたことがきっかけ。孫世代にも気軽に墓を訪れてもらおうと、耐久性があり、自然な光が取り込める手法を研究した。

 緑間社長の弟・浩市氏が経営する同業の冲セキ(川崎市)と共同で、御影石と同等の強度がある「キャストガラス」を開発した。水分を吸収しないため、風化しにくい特徴もあるという。墓の壁面を切り取ってはめたキャストガラスを通して、落ち着いた色彩の光が差し込む造りになっている。

 墓の購入費用に10万~20万円を追加すれば施工できる。既に完成している墓でも対応可能。緑間社長は「ガラスを組み込んでも外観は質素で違和感がなく、中に入ると厳かな光が照らしてくれる。故人もきっと喜んでくれるはずだ」と話した。