那覇港管理組合が整備の検討を進めているクルーズ船専用第2バースの3候補地が11日、分かった。(1)若狭・泊ふ頭のクルーズ船専用第1バースに隣接した桟橋バース(2)那覇新港ふ頭陸側の埋め立て(3)同ふ頭海側部分の埋め立て-の3案があり、同組合内で利点や工期など検討し、那覇港長期構想検討委員会へ提案する。

クルーズ船専用第2バースの3候補地

第2バース3候補地の比較

クルーズ船専用第2バースの3候補地 第2バース3候補地の比較

 現在ある第1バースは長さ370メートル、深さ9メートルで13万トン級の船まで接岸可能。第2バースは長さ400メートル以上、深さ11メートル以上、22万トン級まで対応するほか、駐車場や出店スペースの整備も検討している。

 同検討委では、浦添ふ頭地区にクルーズ船専用の第3、4バースを整備する計画も議論しており、計画では2025年前後にクルーズ船専用3バース体制、35年前後に4バース体制の実現を掲げる。

 泊ふ頭案は桟橋方式のため工期が短いほか、第1バースと隣接するため、市街地への誘導やイベント開催などで利点がある。一方で、那覇空港に近く、高さ制限が発生するため、大型クルーズが寄港できない事態も生じる。また、駐車場や出店スペースなどの確保も課題だ。

 新港ふ頭の2案は埋め立てでスペースが確保できる利点があるが、貨物中心のふ頭のために、人と貨物が混在し、安全確保が課題となるほか、埋め立て工事の手続きなどで工期に時間がかかるなどの問題もある。さらに、水深7・5メートルの陸側では、しゅんせつ工事が必要になる。

 同組合の金城勉副管理者は「第2バースの整備は喫緊課題」と述べ、優先して議論したい考えを示した。