【東京】フィリピンを訪問している維新の党の下地幹郎衆院議員は11日、マニラでガズミン国防相、デルロサリオ外相と会談した。下地氏によるとフィリピンへの在沖米軍の訓練移転の提案に、両大臣は歓迎する意向を示したという。

ガズミン国防相(左手前から2人目)と訓練移転について話し合う下地幹郎氏(右から2人目)=11日、マニラ市内

 下地氏は、沖縄に全国の米軍専用施設の約74%が集中化している現状を伝えた上で、フィリピンや豪州などへ訓練を移転させることで沖縄の負担を軽減し、米軍の動的抑止力を維持していく必要性を強調した。これに対しガズミン国防相は、1992年の同国からの米軍撤退が南シナ海での中国の活動を誘発したとの認識を示し、「米軍の近海での訓練増加は歓迎だ」と述べた。

 また、ガズミン国防相は自衛隊の南、東シナ海での活動を念頭に、「地域の安全保障への日本の参加を歓迎する」と述べ、政府が進めている安全保障関連法案に理解を示したという。