12日午後の翁長雄志知事との会談後、沖縄県庁での菅義偉官房長官と記者団との一問一答は次の通り。

菅長官の冒頭発言

 今月の10日から、普天間基地の危険除去、閉鎖を実現するために現在、移設工事中であります辺野古の埋め立てについて、1カ月間、一時中断をして静かな環境の中で忌憚のない意見交換をし、沖縄県と政府の間で理解を深まることができればいいな、と。ま、第1回の会談を知事と行いました。

 政府の考え方、きょう私自身が視察して来ましたUSJから進出希望のある美ら海水族館、さらには西普天間住宅地のコリドー地区、さらにはキンザー、こういうことについて、じっくり意見交換をしました。私からは以上。

記者 内閣記者会から。沖縄県沖合に米軍ヘリが墜落したとの情報。政府として把握している情報、対応。

長官 沖縄本島中部沖合の海上において、米陸軍ヘリコプターの事故が発生したとは報告うけてます。詳細は引き続き確認中でありまして、現時点で確たることを申し上げることは控えたいと思う。いずれにしろ、この事故は極めて遺憾であって、米側に対して迅速な情報提供と原因究明、そして再発防止、こうしたことを政府として強く申し入れしたと、そういう報告を受けてます。

記者 国と沖縄県の集中協議の初会合。普天間の危険除去や抑止力をめぐって、どのような意見交換があったか。

長官 知事と昨日の夜から今日も意見交換いたしました。知事自身と政府側の出発点が違っているということですね。政府とすれば、橋本モンデール会談、日米で普天間の危険除去、閉鎖、そうしたものの代替案として県内移設、そこが原点であると私は申し上げました。知事については、サンフランシスコ平和条約、さらにそれ以前、そういうことの意見であります。そこについてはお互いに大きな距離感があったという風に思ってます。いずれにしろ今日スタートですから、これから進めていって理解が深まる、そこは努力していこうと思います。

記者 1カ月という限られた期間での協議になるが、第一回協議を終えてお互いに歩み寄れる手応えは感じたか。

長官 静かな中で忌憚のない意見交換しました。しかし、距離はやはり出発点が違いますから、それはあるなぁという感じであります。

記者 県内幹事社OTVから。県内では内閣の支持率アップという中で、パフォーマンスではないかという意見もある中、知事が辺野古移設断念を訴えたと思う。そういった言葉を聞いて、どのように沖縄県の声に耳を傾けて寄り添うと思っているか。

長官 支持率アップとか、まったく違うことであります。仲井真知事当時、1年半前ですか、埋め立て承認を国としては頂いたわけですから、行政的判断は行われていると思っている。行政の継続性という中で、私たちは進めさせていただいてました。しかし政権交代・・・沖縄県の政権交代、知事が交代されてその後、角を突き合わせる状況でありましたので、そこについては率直な意見交換を、忌憚ない意見を行えるような環境を作ることが必要だろうと思っておりまして、ふた月くらい前からこうした機会を持つべきと行ってきたということでありますので、それはまったく違うと思う。

記者 次回協議どのように進め、政府としてどのようなことを県に求めるつもりか。

長官 知事から沖縄関係閣僚おりますから、防衛大臣、沖縄担当大臣、外務大臣と私、その中で政府全体としてそれぞれ知事も発言したいこと当然あるでしょうから、基地のある県知事として、そういうことを聞いていくことから始める必要があるだろうと思っています。