沖縄本島内で製糖を手掛ける球陽製糖(うるま市、志良堂勝啓社長)と翔南製糖(豊見城市、仲里源勇社長)が合併し、9月1日に設立する新会社「ゆがふ製糖」の社長に、翔南製糖常務の知念宏彦氏(57)が就任することが12日、関係者への取材で分かった。21日に開かれる翔南製糖の株主総会で承認され、志良堂氏と仲里氏の両社長が退任する見通し。

知念宏彦氏

 球陽製糖と翔南製糖は、翔南製糖を存続会社として合併し、社名をゆがふ製糖に変更。翔南製糖の資本金1億5千万円を新会社の資本金とする。球陽製糖の資本金2億5千万円は新会社の純資産として「その他資本剰余金」に取り込む。

 新会社の株式は球陽製糖の株主2社(JAおきなわ、北部製糖)と、翔南製糖の株主3社(新中糖産業、りゅうとう、金秀興産)の計5社で均等に保有する。

 知念氏は1958年生まれ、那覇市出身。82年に第一製糖(現・金秀興産)に入社。翔南製糖が設立された93年からは同社役員室庶務課長などを歴任。その後、取締役管理部長などを経て、2010年から現職。

 過去4年間のサトウキビの厳しい生産状況を踏まえて、両社の株主で構成される「合併推進委員会」は14年6月からことし6月までの1年間、協議を重ね、合併を決定した。

 復帰後の県内のキビ生産量は1989~90年産の177万9300トンをピークに年々減少。96~97年産からは100万トン台を割り、2013~14年産は68万2700トンまで減った。