シーズンの控え選手を中心に先発を固めたFC琉球が、4発で九州リーグの海邦銀行SCを退け、J3の貫禄を示した。

FC琉球-海邦銀行SC 前半、FC琉球の藤澤典隆(右)がゴール前に攻め込みシュートを放つ=県総合運動公園陸上競技場(古謝克公撮影)

 PKで先制された直後の前半26分、DF菊野太紀がCKからのこぼれ球をゴール左隅に沈めて追いついた。自らのハンドでPKを与えたミスを取り返す一発。リーグでは一度もベンチ入りしておらず、「結果を残したかった。ミスは何とか帳消しにできたかな」とほっとした笑顔だった。

 前半終了間際に、貴重な勝ち越し弾を決めたFW富樫佑太も今季初ゴールだった。高いDFラインの裏へ飛び出し、MF屋宮大地の縦パスに右足を合わせた。いい時間帯に得点し、「前半をリードで終わるのか、同点かではだいぶ違う。FWなのでゴールにこだわっていきたい」と喜んだ。

 控え選手が活躍しての4連覇。薩川了洋監督は「勝つのは当たり前。内容は物足りないが、2-1で折り返したことは評価できる」と話した。

 2011年のJFL枠を含め、6年連続の天皇杯出場。1回戦を勝てばJ1鹿島が待ち受ける。薩川監督は「ぜひJ1のチームと戦いたい」と、初戦突破に全力をそそぐ。(大門雅子)