【名護】芥川賞を受賞したお笑い芸人の又吉直樹さんを祝う会が12日、父・己敏さんの故郷、名護市汀間区の公民館で開かれた。かりゆしウエア姿の又吉さんが両親とそろって登場すると、区民約200人が大きな拍手で出迎えた。

花束を手にする又吉直樹さん(中央)と両親(右)、ピースサインで受賞を祝う区民ら=12日、名護市汀間区公民館

 あいさつに立った又吉さんは、「僕のこと知ってます?」と切り出し、笑いを誘った。幼少のころから区をよく訪れているといい、「ここは、海があって山があって自然に触れられる。小説を書く時に自然のことも描写するが、ここで過ごした時間は僕にとって大きい。皆さんに祝ってもらってうれしい」と話した。

 祝賀会は区民の要望を受けて区が主催。新名善治区長は「大変おめでたい。名誉なこと」と喜んだ。稲嶺進市長は受賞作「火花」を持参して駆け付け、「心を休めに何度でも足を運んでください」と声を掛けた。

 祝賀会後は、サインと写真撮影を求める長蛇の列。「火花」にサインをもらった福田佳奈子さん(31)は「ちゃんと読んで家に飾る」、松田京夏さん(17)は「大きな賞を受賞してすごいなと思った」とはにかんだ。