【八重山】次年度に中学校で使用する教科書選定について、石垣市と与那国町でつくる八重山採択地区協議会は13日、開催日時も含め、全面非公開にする方針を決めた。事務局は各委員に諮ったとした上で「静ひつな環境で審議するため」としている。

 6月の第1回協議会では日時は公開されたが、当日審議が非公開となり、傍聴人が外に出された経緯がある。石垣市議会で「不信感が募る」との指摘があったが、今回は日時まで非公開となった。

 一方、竹富採択地区協議会(委員長・慶田盛安三竹富町教育長)は同日、町役場で全面公開の審議を行い11教科15冊を選定した。現場教員の調査報告書を基に、評価が上位の3社から議論して教科書を選んだ。

 4年前の前回採択では、石垣、竹富、与那国の3市町で組織した八重山採択地区協議会で、保守色の強い育鵬社版公民教科書の選定に竹富が反発し、別会社を採択。同日も公民教科書は最も長い約45分かけて教科書を見比べ、教育出版社を選定した。

 前回採択をめぐり竹富は石垣、与那国と対立。昨年4月の教科書無償措置法の改正で、市町村単位で採択地区を構成することが可能となり、町単独の採択地区に移行していた。