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「港を強行使用」国頭村奥区が中止要請 防衛局は「県に許可得た」

2017年11月28日 11:29

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐり、護岸建設用の石材海上搬送に国頭村奥港が使われた件で、国頭村奥区(174人)の糸満盛也区長ら役員4人は28日午前、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、奥港の強行使用に抗議し、新基地建設にかかわる工事で港の使用中止を求めた。

沖縄防衛局の御園只士調達部次長(右端)に、辺野古新基地建設での奥港使用に反対する区民決議を読み上げる奥区の糸満盛也区長(左から3人目)ら役員=28日午前、嘉手納町・沖縄防衛局

 区長らは区民総会を待たずに港使用に踏み切るなど区民への事前説明や協議がないままの強行や、その後も何ら対策がない、と沖縄防衛局の手法を厳しく批判。平穏な日常を破壊される不安を強く訴えた。

 奥区は23日に区民総会を開き、港の使用反対を全会一致で可決した。①大人たちの抗議闘争の光景が子どもたちに及ぼす心理的影響の危惧②意図せぬまま辺野古新基地建設に加担することになる不条理③豊かな自然環境への負荷④地域活性化の村づくり活動の阻害―などを訴えている。

 対応した沖縄防衛局調達部の御園只士次長は、使用反対への直接的な言及は避けつつ「県に許可を得ている」と何度も強調。「丁寧に説明していきたい」と繰り返すにとどめた。

 区の役員からは「もし私がダンプカーに飛び込んでひかれたら工事は中止するのかと言う85歳のおばあちゃんもいる。区民はそれだけ故郷のことを考えている」と区民の心情を伝えた。

 事前に区長に説明して公民館に張り紙を出したという御園次長の説明に対し、役員は「区民総会開いて説明すべきなのに、待たずに強行した。国のやり方は傲慢(ごうまん)だ」と批判した。

 糸満区長らは午後1時30分に県庁を訪れ、吉田勝廣政策調整官監らに使用許可の即時取り消しを訴える。

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