【国頭】国頭村は北部地区のパイナップルを使った缶詰「パインあまがし」を非常災害時用の備蓄食に採用した。賞味期限が3年と長く、パイナップルの消費拡大につながることから、既存の備蓄食に加えることを決めた。採用は昨年の東村に続き2例目。製造する沖縄総合農産加工は、ほかの市町村にも備蓄食としての活用を勧める。

備蓄食として採用するパインあまがしの目録を手にPRする小川副村長(左)と安次富社長=11日、国頭村役場

 パインあまがしは430グラムで、パイナップルのほか金時豆や大麦が入っている。村民の5%の3日分を目安に、計300缶を用意。村内の20字に12缶ずつ、役場に60缶を備える。賞味期限の3年内に消費することがなければ、村の催しや避難訓練の炊き出しなどで活用するという。

 11日、村役場で村と同社が記者会見を開いた。小川剛男副村長は「地産地消にもつながると喜んでいる。特産加工品を使った備蓄食として活用が広がることを期待している」とあいさつ。同社の安次富均社長は「備蓄食の一つとしての採用をうれしく思っている。避難者の役に立てれば幸い」と話した。