江戸時代末から明治期にかけて描かれた日本の近代洋画120点が県内初公開される「ここから始まる!日本近代洋画への道」展(主催・浦添市美術館)が14日、同館で開幕した。9月23日まで。

背景も含めすべて油絵で描かれた屏風を鑑賞する来場者=14日午前、浦添市美術館

 浦添市市制施行45周年を記念した企画展で開会式には大勢の鑑賞者が訪れた。式典後は金城聡子学芸員や作品群を所蔵する日動画廊の長谷川徳七社長らが解説。近代洋画の父といわれる高橋由一(1828~94年)の有名な「鮭図」が描かれた年は、琉球処分と同じ1879年という説明などに熱心に聞き入った。

 まげを結った自画像や背景の模様もすべて油彩で描いた屏風(びょうぶ)、教科書に掲載されている作品など名画が並んでいる。1887年、来沖した山本芳翠(1850~1906年)が描いた琉球風景(A)(B)の2点も関心が高く、人だかりができていた。

 関連の講演会やコンサート、子ども向け・大人向けの各ワークショップも会期中の週末などに開かれる。