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  • 那覇地区漁協所属マグロはえ縄2漁船が6・7月、はえ縄切断の被害に
  • 乗組員が米軍艦船とみられる船を現場で目撃、関与が疑われている
  • 漁協幹部は再発防止と事前航行の通報を求め、はえ縄の補償も検討

 那覇地区漁協所属のマグロはえ縄漁船2隻がことし6~7月、沖縄本島南方の海域で、はえ縄が切断される被害を受けていたことが15日までに、分かった。2隻の乗組員が米軍艦船とみられる船を現場で目撃しており、関与が疑われている。うち1隻は、昨年にも同様の被害に遭っている。

現場付近を航行していた米軍艦船とみられる船=6月30日午後3時ごろ、本島南方の海域(県漁連提供)

 県漁連によると6月30日と7月1日の両日、県漁業無線局に被害を受けた漁業者から通報があった。はえ縄が引っ張られている方向を見ると、米軍艦船とみられる船がソナー(音波探知機)のようなものをえい航していたという。

 1隻は切られたはえ縄500メートル分(数十万円程度)を紛失。もう1隻は切断されたはえ縄を回収後、修復して操業を続けた。

 県漁業協同組合連合会(上原亀一会長)は、12日に米陸軍所属のヘリコプターがうるま市の沖合に墜落した事故と併せて、今回の件についても沖縄防衛局に再発防止を求める方針。

 上原会長は「トラブルを未然に防ぐためにも、事前に航行するとの通報をすべきだ」と話し、補償請求については検討中とした。