翁長雄志知事と、中谷元・防衛相の会談が16日午後、沖縄県庁で始まった。冒頭の約5分が公開され、中谷防衛相は宜野湾市の米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設には直接触れず、北部や中部の基地所在市町村長と会い、「要望や意見について適切に対応する」と来県の目的を語った。

 12日に発生したうるま市沖の米軍ヘリ墜落事故では、県民に不安を与えたことに「遺憾に思う」と語った。また、米軍北部訓練場の一部返還に伴うヘリコプター着陸帯の移設工事には「2つが完成した。残り(4つ)を整備し、返還できるよう理解してほしい」と求めた。

 翁長知事は普天間問題に言及し、辺野古が唯一の解決策という姿勢を変えなければ「抑止力や基地負担軽減などの議論が深まらない。誠心誠意の説明がいつから始まるのかと感じている」と、議論の入り口で見解に相違があることを強調した。

 翁長知事と中谷防衛相の会談はことし5月以来、2度目。会談後、記者団の質問に答え、会談内容などを明らかにする予定。