【渡名喜】豊作・豊漁を願うカシキーが9日、村内であり、旗頭が集落を行進したほか、大綱引き、家々を回っておむすびと魚をもらい受ける伝統行事ウバニクーイ(おむすび乞い)も行われた。

渡名喜村の伝統行事ウバニクーイで、歌と踊りで屋敷を褒めたたえる人々と、踊りで返礼する家主=9日、村内(吉田勇一郎通信員撮影)

 午後8時から始まった大綱引きでは、字南対字西、字東は西原内と南原内の2組に分かれて勝負し、字南と西原内が勝利した。昨年に続いて勝利した字南の実行委員長・比嘉直友さん(50)は「字一丸となっての勝利で、とてもよかった。チームワークが勝因」とうれしそうだった。

 熱戦の後、地区ごとに分かれてウバニクーイが行われた。家々を回りながら、歌と踊りで屋敷を褒めたたえ、おむすびなどをもらった。長男が6月に生まれた村職員の徳元康志さん(29)は「息子が大きくなって、祭りに参加するのが楽しみ。息子の代に引き継ぐまで、この行事を続けていきたい」と照れくさそうに話した。

(吉田勇一郎通信員)